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  ユニバーサルデザイン Q&A
Q1. ユニバーサルデザインの考え方のはじまり
Q2.   ロナルド・メイス(Ronald L. Mace)のユニバーサルデザイン7原則ってなあに?
Q3.   本で最近ブームですが・・・どこが?何で?
Q4.   ユニバーサルデザインとバリアフリーは、どこが違うのですか?
Q5.   生活者の視点が反映されたものがユニバーサルデザインといわれますが、どういうことですか?
Q6.   UDに関する行政・企業の動きは?
Q7.   都市空間や建物もユニバーサルデザインの対象になりますか?
Q8.   サービスのユニバーサルって、なにですか?
Q9.   ユニバーサルデザインには標準化された規格がありますか?
Q10.   ユニバーサルデザイン業界って、あるのですか?
Q1. ユニバーサルデザインの考え方のはじまり
ユニバーサルデザインの考え方は、アメリカで生まれました。アメリカでは、戦争によって障害を持ことになった人々が急増し、その人々が物理的精神的バリアをなくすことを求めるという背景がありました。そのためバリアをなくすための法律が次々に整備されました。
1990年「ADA(American with disabilities Act)法」が誕生。この法は「障害者の公民権法」とも言われ、あらゆる分野での障害者への差別を禁じ、障害者に平等に機会を与えないことは差別として禁止しています。
しかし画期的であったこの法律も、障害者の不便さを取り除くことはできませんでした。こうした状況から、法による縛りでない「すべの人に使いやすいデザイン:ユニバーサルデザイン」がノースカロライナ州立大学の故ロナルド・メイス氏によって、提唱されました。
Q2. ロナルド・メイス(Ronald L. Mace)のユニバーサルデザイン7原則ってなあに?
1. 公平な実用性:equitable use(役に立ち、市場性がある)
2. 柔軟性:flexibility use(個人の好みや能力に対応している)
3. 簡単でカンだけで使える:simple and intuitive use(経験、知識、言語知識、集中力に無関係に使える)
4. 感覚でわかる情報:perceptible information(ユーザーの近くや環境条件に関わりなく効率的に情報を提供する)
5. エラー対応:tolerance for error(事故や間違いで生じる危険を最小限にする)
6. 労力が少なくてすむ:low physical effort(肉体疲労を最小限に抑えられる)
7. 利用しやすい大きさと空間:size and space for approach and use(体格、姿勢、可動性に無関係に利用できる)
  季刊ユニバーサルデザイン創刊号より
Q3. 本で最近ブームですが・・・どこが?何で?
アメリカでユニバーサルデザインの考え方が生まれたころ、日本では「バリアフリー」が提唱され始めました。障害者、高齢者が安心して暮らせる環境を作ろうというものです。
この考え方をさらに発展させて、障害者、高齢者ばかりでなく、すべての人に使いやすいデザインを製品・環境作りの設計の段階から組み込んでいこうというユニバーサルデザインの考え方が、最近日本では主流になりつつあります。
20世紀は、産業界主導で高機能を追求した技術開発が行われてきました。少子高齢化社会を迎える21世紀、産業界は生活者の視点を取り入れて、クオリティの高い生活のためのものづくりが求められるでしょう。すべての人の自己実現を可能にするユニバーサルデザインの重要性がますます高まることが予測されます。
Q4. ユニバーサルデザインとバリアフリーは、どこが違うのですか?
バリアフリーとは高齢者、障害者を対象に、障害(バリア)を除去しようという考え方です。ユニバーサルデザインは高齢者、障害者に限らず「すべての人が公平に使用できるための製品や環境を創る」という設計段階に組み込まれる概念です。あらゆる製品、人々を取り巻く環境のデザインは、高齢者、障害者のバリアを取り除くだけではなく、あらゆる人が気持ちよく使えるものでなければいけないという考え方です。
Q5. 生活者の視点が反映されたものがユニバーサルデザインといわれますが、どういうことですか?
使いやすい製品、表示のわかりやすさ、その評価をするのはあくまで、ユーザである私たち生活者です。使いこなせない機能、理解しにくい取扱説明書・・・それは自分の能力不足によるものと考えがちでした。しかし、その使いにくさ、わかりにくさについて私たちが声をあげていくことが、「みんなが使いやすい製品」づくりの改善と普及につながります。
Q6. UDに関する行政・企業の動きは?
2001年5月、経済産業省によって第2次ユニバーサルデザイン懇談会取りまとめが、発表されました。
この調査でUDに取り組む必要性を認識している事業者は、7割以上。実際に取り組んでいる事業者は約4割。そのギャップは大きく事業者、生活者ともUDの重要性について理解しながらも、製品の製造、購入という行動に結びついていません。今後、少子高齢化社会に向けて、双方が一緒にUD製品を作り上げていくことが求められています。
Q7. 都市空間や建物もユニバーサルデザインの対象になりますか?
もちろん、すべての人が暮らしやすい環境作りにかかわるものすべてに、ユニバーサルデザインの考え方は適用されます。たとえば、都営地下鉄の大江戸線は、全駅にエレベーターが設置されています。そして車椅子に乗った人、赤ちゃんを連れた人、目の見えない人、初めて駅を訪れた人あらゆる人が利用しやすい駅であるための設計がなされています。
Q8. サービスのユニバーサルって、なにですか?
たとえば旅行、教育などにあらゆる状況にある人も、参加することが可能であること。それは、設備だけの問題ではなくできないことのある人に少しの手助けをしてあげること。その手助けをしたいという気持ちと、サポートする技術がサービスのユニバーサルデザインです。
Q9. ユニバーサルデザインには標準化された規格がありますか?
ユニヴァーサルデザインとは、誰にでもあてはまる幅広い概念です。そのため、まだ標準化されたものはありません。あらゆる人の身体状況、使用状況、製品ごとの特性は、それぞれ異なり、すべてを満足させる規格づくりは大変むずかしい作業です。現在のところISOやJIS等で標準化された規格はありませんが、関連する規格としては以下のとおりです。
ISO13407human-centered design processes for interactive systems
  (インタラクティブシステムの人間中心設計プロセス)
ISO/COPOLCO
JISC9102(家電製品の操作性に関する設計指針)
JISX6310(プリペイドカード一般通則)
Q10. ユニバーサルデザイン業界って、あるのですか?
国内で活動しているユニバーサルデザインの関連団体は、名前こそユニバーサルデザイを謳っていないものの、国内にかなりの活動組織があると思われます。代表的なものを紹介します。
国際ユニヴァーサルデザイン協議会(IAUD)
2002年11月に設立された団体で、大手企業等170社あまりの企業を擁する団体です。
ユニバーサルデザインフォーラム(UDF)
  1997年7月に、企業がビジネスの一環として、UDに取り組み、実践するための組織として創設されました。
企業、ユーザー、行政、研究機関を結びつけ、UDの考え方を実現するための支援を行っています。
ユニバーサルデザイン生活者ネットワーク(UDCnet)
  生活者のために、生活者による、生活者の視点からユニバーサルデザインを考え、意見を発信していく集合体として、2002年に内閣府よりNPO法人に認定されました。生活者と企業・行政のつなぎ手となり、UD社会を実現するため地道な活動を行っています。
ユニバーサルデザインコンソーシアム(UDC)
  建築や都市計画、環境づくりに強い(株)ジイ・バイ・ケイが事務局になって1995年に設立されました。活動の目的は、UDの考え方を日本社会に適合するように、とらえ直して普及させることです。UDに関する唯一の市販誌季刊「ユニバーサルデザイン」を発行しています。
ユニバーサルファッション協会(JUFA)
  1999年に設立され、だれもがファッションを楽しめる社会を目指して活動し、アパレル、化粧品、靴、アクセサリーなど多くのメーカーが参加しています。ユーザー、メーカー、流通の仲介者となりUD商品の調査研究、支援、普及に貢献しています。
(財)共用品推進機構
  1991年に設立され、UD関連団体として最も早く活動をはじめました。生活に不便を感じている障害者、高齢者たちにも使いやすい共用品・共用サービスの開発、普及によるバリアフリー社会の実現を目的としています。
 
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